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2006/10/24

iPod誕生秘話(3)


3本の記事中の最終回です。iPodのホイールスクロールの話。また、ネーミングの話などがあがっています。

また、iPodという名前自体がデバイスから連想されたものでないというところも興味深い点かもしれません。

 

リンク先に原文がありますので、詳細を読まれたい方はどうぞ。


#英語勉強を兼ねて以下の文を日本語に起こしています。別段、英語が出来る人ではないので英語の誤訳にはご容赦と指摘を・・・

参照:Straight Dope on the IPod's Birth

Schiller also suggested that menus should scroll faster the longer the wheel is turned, a stroke of genius that distinguishes the iPod from the agony of competing players. Schiller's scroll wheel didn't come from the blue, however; scroll wheels are pretty common in electronics, from scrolling mice to Palm thumb wheels. Bang & Olufsen BeoCom phones have an iPod-like dial for navigating lists of phone contacts and calls. Back in 1983, the Hewlett Packard 9836 workstation had a keyboard with a similar wheel for scrolling text.



シラーはホイールスクロールをより早く、長くするようにすべきだと提案しました。天才の一言はiPodと競合プレーヤーとを別のものとしたのでした。

シラーのホイールスクロールはBLUE(Mac OS X の前身である Rhapsody の一部)から生まれたものではありませんでした。

しかし、スクロールホイールは電子分野ではとても共通的でスクロールマウスや親指などにも利用されています。

Bang&Olufsenから発売されたBeoComの電話は連絡先や発信情報などのナビゲーションのためにiPodのようなインタフェースを持っていました。

1983年に戻ると、HPの9836ワークステーションがテキストスクロールのために同様のホイール機能を持っていました。




The interface was mocked up by Tim Wasko, an interactive designer who came to Apple from NeXT, where he had worked with Jobs. Wasko had previously been responsible for the clean, simple interface in Apple's QuickTime player. Like the hardware designers, Wasko designed mockup after mockup, presenting the variations on large glossy printouts that could be spread over a conference table to be quickly sorted and discussed.


インタフェースはNeXTからアップルにきた対話型設計者のTim Waskoによってモックアップが行われました。NeXTではジョブズと共に働いていました。

Waskoは以前、QuickTimeプレーヤーのシンプルなインタフェースの責任者でした。Waskoはなんどもモックアップを重ね、議論が重ねられる会議室のテーブル上に大きな光沢紙でプリントアウトされたもので、様々なプレゼンテーションを行ったのです。



The output of a committee is a function of the quality of its members and how they're led. As the iPod came together, it garnered more and more attention from Jobs, whose insistence on excellence and high standards are stamped onto the gadget as indelibly as Apple's logo.

"Most people make the mistake of thinking design is what it looks like," Jobs told the Times. "That's not what we think design is. It's not just what it looks like and feels like. Design is how it works."


会議の成果はメンバーの質とどのよに彼らを導くのかといった機能にありました。iPodと同時に生み出されたことで、ジョブズからの注目は日増しに高くなってきました。

ジョブズは卓越することに固執し、品質が高いことは、アップルのロゴと同様に機器に印象付けたのです。


 

Jobs insisted the iPod work seamlessly with iTunes, and that many functions should be automated, especially transferring songs. The model was Palm's HotSync software.

"Plug it in. Whirrrrrr. Done," Jobs told Fortune.

ジョブズはiTunesとiPodは透過的に動作させることを主張し、そして、多くの機能、特に曲の転送においては自動化されるべきだと主張しました。

手本となったのははPalmのHotSyncソフトでした。

 「つなげると、ヒューっといって終わるようなもの」とジョブズはFrotuneで語っています。

 

 

 

The iPod name came from an earlier Apple project to build an internet kiosk, which never saw the light of day. On July 24, 2000, Apple registered the iPod name for "a public internet kiosk enclosure containing computer equipment," according to the filing.

"The name 'iPod' makes much more sense for an internet kiosk, which is a pod for a human, than a music player," said Athol Foden, a naming expert and president of Brighter Naming of Mountain View, California.

iPodの名前は今でも日の目を見ることがないインターネットキオスクを構築するアップルのプロジェクトで早くから生まれていました。

資料によると、2000年7月24日にアップルは「「コンピュータ装備を含む公共のインターネットキオスクの筐体」として登録されています。

 「iPodの名前は音楽プレーヤーのiPodというよりは、人のためのiPodであり、インターネットキオスクのためと考える方がはるかに理解できます。」と名前をつける専門家であり、カリフォルニアにあるBright Namingの社長でもあるAthol Fodenは言っていました。

 

 

 

But Foden said the name is a stroke of genius: It is simple, memorable and, crucially, it doesn't describe the device, so it can still be used as the technology evolves, even if the device's function changes. He noted the "i" prefix has a double meaning: It can mean "internet," as in "iMac," or it can denote the first person: "I," as in me.

 しかし、Fodenはその名前は天才的な考えであるといっています。それは、単純で覚えやすく、そしてすばらしい。それは、機器を語るものでなく、たとえデバイスが変わり、技術が進化したとしても利用することが可能です。彼は接頭文字である"i"の2つの意味に注意しました。"i"の意味は"internet"と"iMac"の2つとして考えられるか、私を意味する"I"とも考えられます。 

 

"They discovered in their tool chest of registered names they had 'iPod,'" he said. "If you think about the product, it doesn't really fit. But it doesn't matter. It's short and sweet."

 On Oct. 23, 2001, about five weeks after 9/11, Jobs introduced the finished product at a special event at Apple's HQ.

"This is a major, major breakthrough," Jobs told the assembled reporters.

「彼らは道具箱の中からiPodという名前を見つけたのです」と彼はいい、「もし、製品から名前を連想すれば本当にフィットする名前はつかなかったでしょう。しかし、そういったことは問題ではなく、難しいことではないのです。」

9月11日から5週間後の2001年10月23日にジョブズはアップル本社でスペシャルイベントで完成した製品を紹介しています。

その中でジョブズは「これはすごい大発見だ!」と集まったレポーターたちに語ったのでした。

  いかがだったでしょうか。


インターネットキオスクという呼び名を知りませんでしたが、少し調べた限りでは街頭端末のようなものが該当するようですね。今となってはiPodはiPodとかもはや認識できませんが、名前というのは奥深いですね。というか、名前をつける専門家とかいるんですね・・・。驚きです。。。

次何か面白い英記事が見つかれば同様なことをするかもしれません。
ではでは。。。 

 



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